「古墨の世界」講習を終えて 秋亭
高木聖雨先生の5月の和光の個展を拝見し、淡墨作品の表現に新境地を拓いたと感じました。
絵具を使っての書作は以前にも何度か発表されていましたが、伝統の枠内での表現(高技ではあるが)と捉えておりました。
ただ今回の「心眼」(個展の案内の挨拶文の上に載せてあるので自信作と思う)には教えられる事が多くあり、私も沢山の習作を重ねました。
詳細は講習会で会員(出席18名)にお教えしました。(私が淡墨を総合的に教えるのはこれが最後だと思います。)
淡墨作品に興味が湧きましたら、習練を重ねて完成度を高め是非後輩に伝えて下さい。
杉雨先生から引き継がれた「古墨風の表現」は10月に催す第9.5回光黎書展にて開花すると信じております。