#2 書道は金のかかる習いごと?
SNSや巷ではこう言われているそうです。(会員やネットをよく見てる人から聞きました)
確かに広告代理店を使って宣伝したり、テナント料の高い場所で営業している書道教室は、その経費を上乗せするのですから当然高い会費、費用になるでしょう。しかし書道家は本来教養を高め、自己研鑽に努める人種ですので、所謂「金儲けは下手です」会費以外必要でしょうか?資格、書歴を取得する方は公表された費用(出品料)は必要ですが、書道を楽しむだけなら会費以外は必要ではありません。
むしろ「金のかからない習いごと」と私は考えています。
#1 全国?北海道?
このコーナーを設けた理由は、今SNSで安易に「書道」を売りものにし、資格のない者が指導、収入を得ている現状を愁い中央書壇の動向をお伝えしようとの思いからである。
3年程前、全日本書道連盟の理事長が公の場で「北海道の作品はレベルが低い」と公言したが、本当の事である。
これに気づいていないのは、北海道の指導者と書道愛好家で情報が少ないことに甘え、安易に考えている。
私の師は髙木聖雨先生(文化功労者)なので、私の活動の場は東京が主で逆に北海道の現状に疎いが書道に対する姿勢(考え方)、取り組み方が全然違うのは分かっていた。教室での指導も現書壇の動向を踏まえ会員に伝えながら行っています。
今、会員に伝えているのは4月23日大阪で催したユネスコ登録、万博協賛への「特別記念講演会、揮毫会」の様子である。宮田亮平先生の講演は非公開ですので言葉で伝えるだけですが文化功労者、日展理事長、元藝大学長だけあって講演が芸術作品を見ているような深遠で造詣に満ちた時間でした。
揮毫は髙木聖雨先生、黒田賢一先生(文化功労者)共万博出品作の再現など動画を編集して会員に観てもらっています。
文化勲章の井茂圭洞先生を筆頭に現書壇の最高峰が集結したこの行事に北海道から参加したのは私だけと思われます。この様にあるレベルの者だけが得られる情報を基に考え行動していかないと前述の如「レベルが低い」と言われても仕方がないでしょう。
先ずは正しい情報を得ること、その上でご自身で判断し決めるといいと思います。
このコーナーは随時更新していきますので判断基準の一翼となさって下さい。