#2 著者に対する感性
調和体は現代文を書くのですから極論を言うと「日常会話」でも題材になります。
ただ鑑賞に値しなければ書者の品性が問われます。(自己流は単なる『いたずら』です)
書道も基礎が大事ですが、作文も基礎がないと鑑賞に値しません。
当然、所謂「名文」(多くの人が認める著作)を使わせて貰うことになりますが、ここに著作者に対する礼儀、作法が生じます。(著作権等については後で説明します)
この作法を知らないと「無知」な人と思われます。まずは最低限の作法を説明します。
落款(らっかん)=書いた人の名の入れ方に知識が出ます。

②は漢字系全般に使われる例
③は調和体でよく使われる例 ※題材の著作者は別ですとの意味
①題材の詩文、漢文とも書作者との意、安易に①もしくは「印だけ」の落款は著作者に失礼と共に「無知」と思われ兼ねないので注意が必要です。
#1 調和体を質す
調和体(毎日系は詩文書という)部門は、題材が現代文なので初学者や若い人達には馴染み易いと思うが、漢字と仮名を調和させて格調高く仕上げるのは難しいのかもしれません。
漢字部門には古典臨書、仮名部門には古筆という指針がありますが、調和体には古典がないので古典と古筆を習い独自の書風を確立しなければなりません。
最近のSNS等で見受けられる調和体は書風以前の基本知識すら有していない作品が多く散見します。
50年以上調和体を研究してきた者として襟を正す意味で所見を述べてゆきます。

